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理念
本会は空手を戦う武器ではなく、争いを未然に防ぐ武道として考えています
敵対する強さのみを、考えるなら、争いを助長するだけの事です
この思想を個人レベルの問題に置き換えれば、喧嘩になり
社会レベルに置き換えれば企業同士の潰し合いになり
世界レベルに考えると戦争に発展していきます
極めて極論のようですが、周りの小さな世界で実際起こっている現象です
物事に対して自分が自分がと自己主張が過度になりすぎ、周りの迷惑が目に入らない人が増えています。他人を蹴落としても自分が大事だと思っているからです
空手の試合でも相手の人格を無視する様な野次、罵声を時々耳にします
驚く事に、それは、一般社会人の試合よりも、子供達の試合中が大半を占めています
しかも、お互いの保護者の方達による応援?です
この様な環境で育った子供達は、勝つ事にどの様な意義を見い出すのでしょうか?
本来、空手には道が付いています。外面敵な強さだけを求めるなら、極めて低レベルな次元の発想です
空手道として考えれば、相手に勝つ事よりも、相手と同調する。その事で争う気をなくさせる
この気構えを世界レベルで考えると平和に繋がると思います
人は気の持ち方一つで卑屈にもなり寛大にもなります
人、一人一人が武道を通して、それぞれ自分自身にプライドを持ち慈しみの心を持てれば
武道が社会に貢献出来る事と思います
喧嘩に強いだけでは一般社会では殆んど役に立ちません
日本という恵まれた治安の環境内では心の修行がもっとも優先しなければいけないと思います
喧嘩に勝つ、試合に勝つ、等は只の通過点に過ぎない事です
それよりも、もっと深い意味で武道を奨励していきたいと考えています

団体概要
実践武道空手 拳武会 2001年発足
本部事務局所在地 福岡県粕屋郡志免町別府東2丁目16-8
連絡先(携帯) 090-9563-2301
会長 中川原 康二
指導方針
未成年者は入会に際し保護者の同意を得、入会の動機を参考に個々に合わせた指導内容を組み立てていきます。
精神的に強くなりたい、体力的に強くなりたい等、動機は様々ですが、スポーツの利点と武道の利点を通して 今、頑張れば手に届く目標を提案し、それに向かって精進する道標を提供していきます。
身近なものは、試合に参加するという手段があります。当会では、ルールに守られたジュニアの大会試合はスポーツと考えています。
スポーツ競技に於いては、対戦者は敵でも無く仇でもありませんから、正々堂々と交える試合は、勝ちに拘る事を指導します。
参加する事に意義があるという考えもありますが、スポーツと言えども格闘技の試合には怪我が付き物です。他の競技の様に負けたら悔しいという感情だけでは済まない厳しさがあります。また、アマチュアの大会が主なので参加するにも金銭が必要になってきます。親達が一生懸命に働いたお金を軽い気持ちで無にさせる訳にはいきません。
さらに、試合時間の何分かの為に費やした何か月の時間を無駄にさせる訳にもいきません。
この様に、様々な観点から考え、甘い気持ちで参加し、結果、負ける様な事は慎むよう指導しています。
また、試合出場は強要はしません。本人に意志による参加希望があっても、明らかに技量が伴わない場合は試合参加を拒否する場合もあります。
勿論、試合に参加するだけが全てではありません。性格的に試合の場に立てない子供達は他の目標を定めさせ、それに向かって精進させていきます。
そして、これらの目標に向かい、頑張って頑張って、物事を成し遂げる自信や達成感をつけさせて結果を出すことが、将来の社会生活で教訓となり生きる糧に繋がっていくと考えています。
ルールに守られた日常、社会では、勝つ事を学ばせていきますが、しこりの残る喧嘩や他人を犠牲にする競争、戦争は、必ずしも勝ちに拘らないことも同時に教えていきます。
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